フェアトレードショップ

生産者情報(カフェマム)

商品の特徴

メキシコはマヤ族の伝統的な製法で作られています。爽やかな酸味と高地特有の高い香りが好評で、No.1の人気を保持しています。

生産者団体名 UDEPOM生産者組合(メキシコ、チャアパス)
特徴

UDEPOM はメキシコの標高1200mを越える山岳地帯、チアパス州の850の村の6000人の生活を支えているコーヒー生産組合です。有機農法を積極的に取り入れほとんどの土地が認定取得済みか、もしくは移行期間中。

FIECH事務所訪問レポート
(北沢肯)
2004年8月26日〜29日

この度、FIECHより訪問の誘いがあり、ちょうど良い機会ということで訪問することとなった。事務所(精製所、倉庫も併設)と2ヶ所の生産者を訪問した。FIECHのあるチアパス州はメキシコで最も貧しい地域である。先住民が多く住み、彼らは長い間大土地所有制と弾圧により苦しめられ、またインフラや行政サービスの面で無視され続けてきた。コーヒーを作っているのはほとんどがそのようは先住民の人たちである。1994年1月1日、メキシコ南東部のチアパス州サンクリストバルで、サパティスタ民族解放軍が抑圧・搾取・環境破壊に苦しんできた彼らの立場に立ち大規模な武装蜂起に立ち上がり、その地域一帯を占拠したことを覚えている人も多いのではないか。

<FIECHの概要と特徴>

FIECHの事務所はチアパス州の州都タキストゥラ・ギタレスの郊外にある。空港より車で30分くらい。低地のため非常に蒸し暑い。てっきりコーヒーの取れる高地に事務所もあると思っていたが、輸送や連絡業務には低地の都市近郊の方が都合がいいのだろう。事務所、精製所、倉庫は非常に大きく、また清潔である。倉庫内は有機のもの、有機移行期間のもの、二級品と明確に区域わけされている。驚くべきは敷地内に停まっている真っ白い巨大なトレーラーである。それもそのはずFIECHは2003年には966トン(56コンテナ、14000袋)のコーヒーを輸出した。小型のトラックでチマチマやってはおられないであろう。メキシコ湾に面したベラクルス港から輸出するという。これらのことから非常に大きな組合であることがわかる。事務所で働くスタッフは約20名。各コミュニティーの代表と専属スタッフが働いている。

FIECHは1993年に設立され、94年にフェアトレードに参加した。96年当時は2〜3コンテナくらいしか輸出していなかったという。120のコミュニティーに2030人の組合員をもつ、メキシコでも最大級のコーヒー生産組合である。総耕地面積は3081ha。

有機農法を積極的に取り入れほとんどの土地が認定取得済みか、もしくは移行期間中。メキシコ国内の有機認証である「Certimex」(ISO65に準拠)、「Naturland」、IMO、OCIAを取得。またメキシコでは初めて「シェイドグロウン」と「バードフレンドリー」を取得。耕地の約10%がそうだという。生産者への有機農法の奨励のためトレーニングや、理解しやすいようにイラストを多用した本の出版も行っている。1995年には大統領より「エコロジー賞」を授与されたという。

FIECHはフェアトレードへの依存度が非常に高い。認証ラベルのあるものとないものを合わせ、90%がフェアトレード市場で、のこり10%が一般のマーケット(有機製品として)へ販売している。

<生産者訪問@−SSS Piedra Canada Bumilja (Oxchuc地方)>

フィエッチ生産者組合、メキシコ、チャアパスFIECHの事務所から東に4時間ほど車で行ったOxchuc地方Piedra Canada Bumiljaグループの生産者を訪ねた。ここは標高も高く肌寒いくらいだった。このグループでスペイン語を話せるのは代表であるフアン・ゴメス・メンデスさんのみで他の人たちは地元の「Tzeltal語」だけを話すということだった。訪問時にはシーズンオフで使っていないコーヒー豆倉庫で話をきいた。

このグループは2003年にFIECHに加盟し、現在19家族が参加しているということである。全ての農地が有機認証を受け、2003年はグループ全体で29700kgの収穫があったということだ。

<フェアトレードによる利益>

フェアトレードによりもたらされた利益は何かという質問には、まず買い取り価格、そして有機農法など環境に優しい農法を取り入れたことの2点であった。後に訪問するTziscao地方の生産者と違い、このグループは農地住居隣接型で家のすぐ隣が農地であるので、自然環境に優しい有機農法が彼らの生活にも良い影響を与えているということが容易に想像できた。収入の主な使途は住居の修繕費と、医療費ということである。また倉庫にあった豆を入れる麻袋にはちゃんとこのグループ名が印刷されておりFIECHのしっかりとしたトレーサビリティの管理を見ることが出来た。

<農地見学>

この地域の農地の印象は、まめに手の入った非常に良く管理されたコーヒー畑といった感じである。比較的勾配があるため、等高線に沿って石垣を積んだり、また根の構造の複雑な植物を植えることによって土壌流出を防ぐ工夫がいたるところに凝らしてある。またバナナやとうもろこしなどをコーヒーと混作することで地味の低下を防いでいる自然と調和した生産方法に感銘を受けた。

<生産者訪問A−Siciedad de Logos de Colores (Tziscao地方)>

グアテマラとの国境に程近いTziscao地方のSiciedad de Logos de Coloresグループの生産者を訪ねた。ここでは農地は村と離れた山の中にある。村から車で30分ほど行き林道にはいる。そしてそこから更に徒歩で山に分け入り30分ほど山登りをすると農地に着いた。というかそこは正に原生林のただ中であった。いわゆる「アグロフォレストリー」や「シェイドグロウン」と言われるものだろうが、実感としては「森の中にコーヒーの木が植わっている」、もしくは「野生コーヒー」と言った感じである。