2015年度より、コーヒー生産で農民の経済的自立を目指す自立支援プロジェクトを、ミャンマー国カヤー州の2村を対象に実施しています。(独) 環境再生保全機構の「地球環境基金」により森林農法や有機農法の技術支援を、(公財)生協総合研究所の「アジア生協協力基金」により生産者組合の設立支援を行ってまいります。コーヒーの栽培指導のみならず、収穫したコーヒー豆を加工・商品化し、販売ルートを確立するまでの、包括的で長期的な支援です。

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2016年2月、地球環境基金のコーヒー栽培技術支援事業の一貫として、コーヒー栽培専門家の山本氏、アジア学院で農村指導を行う荒川氏、わかちあいプロジェクトスタッフの3名で、現地事業地の視察と有機農法のワークショップの実施に赴きました。

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myanmar201602_P_20160211_140633成田空港からミャンマーのヤンゴン空港まで 時間のフライトの後、カヤー州の州都ロイコーへ移動しました。そこで必要な資材の買い出しをした後、コーヒー栽培の支援地であるドービャク村を訪問しました。

到着後、村人リーダーのお宅で昼食をいただき、各農場を見学しました。コーヒーの木には真っ赤なコーヒーチェリーが実っています。

農地では、コーヒー以外の作物も育てていて、既に灰を野菜にまくなど、有機農法がなされている畑もありました。早速、荒川専門家が土のサンプルを採取し、その場でpH を測って示しました。

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一通り村を見て回った後、用意した資材を用いて有機肥料作りのワークショップを実施しました。
・牛糞、豆、水、黒砂糖(今回は代わりに 果物(スイカ))を使用した液肥
・酢と卵の殻、酢と骨を使用した虫除け兼栄養材
・バナナの若い茎(成長点を含めば他の植物でよい)と砂糖で
花に吹きかける栄養材
などを農家メンバーと一緒に製作しました。

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コーヒーは既に収穫されているもの(脱穀前)が8 袋(生豆に換算し約160kg 程度)採ってあり、山本専門家曰く、今年はとてもよいできであるそうです。脱穀済みのサンプル豆も3.6kg を入手し、日本に持ち帰りました。

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次の日にドービャク村を再訪し、先日採取した土壌サンプルのpHやEC(Electric Conductivity:電気伝導度)を測定した結果等を報告しました。井戸水がアルカリ性を帯びており、それによって土壌もアルカリに傾いている可能性があることがわかりました。作成した液肥等のpH やEC も測定し、一部は早速苗にかけました。

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昼食後には、以前山本専門家が農家と作成した発芽ベッドを再整備して、改めて種まきをしました。育苗場の日除けネット等を強化して、本日の作業は終了です。

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次の日、もう一つの支援地であるヤイブラ村を訪問しました。昨年12 月頃に道路の大部分が舗装整備され、以前に比べて時間短縮と雨期のアクセスがかなり改善されたそうです。それでも車で片道2 時間はかかります!ヤイブラ村の農地はほとんどすべてが、山の斜面に自然の状態で苗を植えたようになっています。

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各農園の土壌のEC はすべて0 であり、栄養(窒素)が不十分であることが示されました。
以前植えた苗は、場所によって、育っているものもありましたが、シェードツリーになっていた木が、電線を通す工事のために切られたり、牛やヤギに食べられたり、病気にやられたりして被害を受けていました。

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少し離れた場所にある、村人のティロさんの農園に作られた育苗場を見学しましたが、育苗場のネット(囲い)が不十分だったためか、気候のためか、約2000 本の苗の育ちが不十分で、病気にもなっているものもあるようでした。素人目にも葉っぱの色がよくないように見えました。残念ながら、発芽ベッドにも発芽が見られませんでした。

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その後、現地コーディネーターのミャーさんと経理関係の打ち合わせを行い、今後のスケジュールを確認して、帰路につきました。ヤンゴンでは、JICAミャンマー事務所を訪問し、今後の事業の展望や支援の可能性について議論しました。

今回の訪問で、特にドービャク村では昨年よりもコーヒーの木と実、精製方法が格段に向上し、プロジェクトのメンバーと共にに苗場の整備や有機栽培の肥料作りを行い、これから日本へ輸入される新しいミャンマーコーヒーを販売開始できるのが楽しみです。プロジェクトに参加しているそれぞれのメンバーと実際に会い、農地を見ることで、これから日本でプロジェクトを伝えていく上でのこの上ない体験となりました。

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★この村のコーヒー「Kaya Li Coffee」を現在販売しています!
 詳細はオンラインショップをご覧ください。

ミャンマー産Kayah Li Coffee (カヤ―リーコーヒー)